恩田陸著「ブラザー・サン・シスター・ムーン」


ブラザー・サン シスター・ムーン

ブラザー・サン シスター・ムーン

高校・大学と同級生だった3人の男女が、それぞれに当時の学生生活を振り返ることで本作が構成されている。”当時を思い出している”ということもあってか、3人の交錯する出来事がそれぞれ客観的に描かれているので、短時間でサラッと読める。そのサラッと感は、何となく自分の学生時代を思い返してもそんなものかもしれないなと苦笑い。当時は色々と考えたり感じたりしていたんだろうけど、もう忘れかけている今日この頃であります。