母の味

monjasp2007-05-10


母の日が近いからか急に母が作ってくれたレンコンの煮物が食べたくなり、拙い記憶をたどりながら只今鋭意製作中であります。トンテンカントンテンカンと作成中であります(料理下手とは言えノミや金槌は使っておりませんよ@笑)。


もんじゃ家では毎年おせち料理が簡略化されていきまして、わたくしめが高校生になった頃には既に「皆が食べたいもの(好きなものor売れ行きの良いもの)」のみがおせちとして大晦日に大量に調理されるようになりました。はい、これは北海道人特有の”合理主義”が高じた結果かと考察しております(笑)。


カツオ節で取ったおだしにお砂糖と醤油とお酒で味を付け、まずはレンコンを煮ます。次にその煮汁で竹の子を、そしてその煮汁で人参、その煮汁で里芋・・・最後に鶏肉というように、我が家のおせちはそれぞれの材料を単独で煮ていきます(母曰く、一度に全部を入れて煮ると煮崩れしたり他の食材に味がうつるのが嫌だから・・・ということらしい)。いつの頃からか、最初に煮上がるレンコンさんをつまみ食いするようになったわたくしめ。おそらく「この味でどう?」と母から味見役を仰せつかったのが原因だと思うのですが、これが一度食すと止まらなくなりまして、もう一切れ、もう一切れ!とつまんでいるうちに「お正月のレンコンが無くなるじゃないの!」とお叱りを受けることもあり(^^;。以来、もんじゃ家のおせち用レンコンは一般家庭の消費量をはるかに上回るものとなりました。とりあえず5、6個は買って煮付けます。これは母によるわたくしめのつまみ食い対策であったようです(笑)。三が日を過ぎるとまた補充して食卓に並ぶのですが、一般のご家庭ではそんなに消費されないというのは本当でしょうか?あんなに美味しいのに・・・。


そして本日、「夕張メロンを半分にして一人で食べるのが夢だった」というのと同様のわたくしめの夢「レンコンの煮物を独り占めする」を実現すべく頑張っておるというわけでございます。どうすか?この量。独り占めっす(笑)。そして奥のお鍋では同量の里芋が煮込まれております。離れて暮らす相棒には悪いと思いつつ、やっぱり独り占めっす(笑)。


5月にして大晦日の香り漂うもんじゃ部屋でありました。