辻ミチ子著「和宮」
- 作者: 辻ミチ子
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
武部敏夫著の「和宮」を読んだ後だったので、より現代語で書かれた本書はすいすいと読める。勝海舟が晩年に、静寛院宮を上品で利口であると語っていたように、徳川家の嫁であることと皇女であるという立場に苦悩しながらも、国のため徳川家のために、その持てる知恵をフルに使って最善の道を常に選んできた姿は、なかなかの策士であります。