不機嫌なジーン 第9話「微妙な四角形」

今週もやってまいりました月曜日

南原教授(内野聖陽)と仁子(竹内結子)を結ぶ絆が徐々にしっかりとし始める中、勝田(オダギリジョー)の積年の恨みが二人を引き裂くかのように見えた第9話でございます。

外来魚が日本固有の生物に与える影響は僅かであることを立証せよとの指令が下った仁子さん。きっぱりとお断り。そのせいで、かつて妹思いの優しいお兄ちゃん役をなさっていた陣内孝則氏が牙を剥きまして、かつて兄思いの妹役をなさっておられたタケウチさんに襲いかかるわけでございます。ガオーッ!(TBSドラマ「笑顔の法則」参照)。おかげで仁子は大好きなテントウムシの研究を取り上げられ、とばっちり(ある意味チャンス?)は阿部(岡田義徳)君へ・・・。不運にも吉田教授(もたいまさこ)は研究のため半年間ワルシャワへ出張。一気に雰囲気が悪くなる吉田研なのでありました。

南原教授が諫早湾干拓事業に対する環境アセスメントに参加していたこと、データをでっち上げ、海を殺したのは南原であることを勝田に知らされショックを受ける仁子でありますが、自分でそれを確かめようと資料集めを開始いたします。

仁子が調べた資料からすると、「生態系に及ぼす影響は大きい」と明言していたあの2つのファイルが、早乙女教授(伊東四郎)と南原教授の調査結果なのでしょうかな?(映像からはちょっと分かり難かったけど)。でも、結果としてはその他の調査結果にあったであろう「影響は許容範囲」という結論だけを浮き立たせて工事は始まった。初めから出来レースだったのかもしれません。(あくまでドラマの中の話ですが・・・)

南原は、そこに参加したということで事業に手を貸してしまったのと同じだと自分を責めていたのでしょうか。「1つの海が無くなったくらいで後悔などしない」という発言は、自分にそう言い聞かせることで納得しようとしていたのかも。

知られたくなかったであろう干拓事業の一件を仁子に知られてしまい、嫌われたと思っていた教授。(この辺に女性は母性本能をくすぐられるのでしょうか?φ(..)メモメモ)。そこは仁子さん、資料を調べて教授の言葉の真意を察したのか、ロールキャベツの差し入れを持って講演が終わるのを待ち伏せておりました。感動の嵐が吹き荒れる教授。やっぱりキスを迫るのね(^^;いつものように拒絶しつつも、教授からもう一度頑張る元気をもらう仁子さん。

何でもやります!研究させてください!と鬼の事務長陣内兄さんに直談判。もらった仕事は「森林にどれだけの生物が生息しているか」という途方も無い調査でありました。またしても仁子山へ登るの巻。さて来週は、勝田のせいで仁子さん流血?!姉さん、事件です!